そのイライラ、もしかしてミネラル不足!?今日からできる簡単補給

ミネラルが不足しやすい理由とは?
ミネラルのお話です♪ビタミン、ミネラルというのは、現代の私たち日本人は、意識しておかないと取れていない可能性が高い栄養素です。
理由としては、
- 食品添加物により、身体の中から、微量ビタミン、ミネラルが排出される。もしくは、食品添加物により、ミネラルが食品の中には含まれないものが多くなっていること。
- 野菜果物の、生産地で化学肥料を多用することで、土の中に、肥料成分の窒素、リン、カリウムは入っているけど、その他の微量ミネラルが圧倒的に不足してしまっていること。このため、そこで生育する野菜果物に、ビタミン、ミネラルが含まれていない可能性が高い。
- 白い精白したものが主流で食べられている(白米、白砂糖、精白した小麦製品など)。精白する過程で、本来は含まれているはずの微量ビタミン、ミネラルが失われてしまっている。
これらの理由によって、私たち日本人の大半がミネラル不足になっています。
これが続くと、不定愁訴、訳もなくイライラする、頭痛が続く、疲れやすい、集中力が落ちる、などに繋がっていきます。
日常的に、ミネラルを摂取する方法
では、どうしたら、日常的に微量なビタミン類や、ミネラルを摂取できるのでしょうか?
解決策としては、大きく言うと次の3つが挙げられます。
- 有機野菜など、堆肥などで土作りをきちんとしたところで育った野菜や果物を摂ること
- 出来る限り食品添加物の使用がない食べ物を選ぶこと
- 精白したものより、未精白の玄米、雑穀、全粒粉小麦を使ったもの(国産を推奨)。自然塩、黒砂糖や、本物調味料、本物のダシを使うこと。




三つについて、一つひとつ詳しく見ていきましょう!
① 有機野菜など、堆肥などで土作りをきちんとしたところで育った野菜や果物を摂ること
第二次世界大戦前の日本では、堆肥や腐葉土など、自然の中にある有機物を使って土を作り作物を育ててきました。土の中には、豊富にミネラルが含まれ、土の中では微生物が働き、ミミズは土を食べて土を耕し、ふかふかの土になります。
そんなふかふかの豊かな土で育てられた作物は、ミネラル、栄養素がたっぷり含まれた美味しい野菜だったのです。
ところが、戦後の日本では、農業の中に化学肥料が取り入れられるようになりました。
化学肥料は、もともと弾薬などの原料が戦争が終わって使われなくなったため、それらを肥料として転用することになったと言われています。植物が生育するために必要かな、窒素、リン、カリウムが含まれており、これだけの成分があれば、形の上では立派な野菜が簡単に作れます。
化学肥料を使うことで、お百姓さんは、苦労して土を作らなくても良くなり、農薬も一緒に使われたことで、虫の対策もでき、近代化した農業では、楽に立派な野菜が作れるようになりました。
ところがその反面、化学肥料の多用で、土の中に微量なミネラル類は不足するようになりました。ふかふかだった土はどんどん痩せ細っていきます。
そこで作られた野菜には、ミネラル分が少ない、栄養素も少ないだけでなく、味も香りも薄い野菜になってしまったのです。
このような野菜や果物が一般的になった結果、私たち日本人は日常的にビタミンやミネラルが不足するようになってきています。

反対に、有機栽培で、昔ながらに堆肥などて土づくりをして土の力をつけたところで育てられた作物は、ミネラル、ビタミン類が豊富です。
このような野菜や果物を積極的に摂ることが、私たちの身体にも良いことが分かって頂けるのではないでしょうか?
② 出来る限り食品添加物の使用がない食べ物を選ぶこと
食品添加物の中には、食品の中のミネラル分を体外に排出する働きを持つものがあります。
特にリン酸塩などが使われている食品、漂白剤が使われている食品は、食材からミネラル分が出てしまうことが多く、注意が必要です。

リン酸塩が使われる、練り物や、ソーセージ類、漂白剤が使われる、市販の煮物、野菜の水煮などは、要注意です。
③ 精白したものより、未精白の玄米、雑穀、全粒粉小麦を使ったもの(国産を推奨)。自然塩、黒砂糖や、本物調味料、本物のダシを使うこと。
未精白の穀類や砂糖などには、ミネラルがたくさん含まれています。塩も精製塩ではなく、天然の塩を選ぶことで、豊富なミネラルが摂取できます。
オーガニック系の食品を販売するお店、自然食品店などで、伝統的な製法で作られた本物の調味料を求めて使うようにすると、日々の食生活の中で必要なミネラルを摂取できます。
加えて煮物やお味噌汁も、天然のダシを使って作ると味も良い上に豊富なミネラルを摂取できます。
