日本の野菜は安全⁉野菜の農薬が心配なあなたに、即実践できること

2024年6月4日

子育て中のママは、野菜の農薬とか気になりますよね。健やかに育ってほしいから、お子様にはできるだけ質の良いものを食べさせたい。でも農薬って目に見えないからどの程度気をつければよいか分からない。気にしすぎても辛くなるし、どこに気を付けたらよいのだろう？

今回は、野菜の農薬が気になり始めたあなたにメッセージを贈ります。

日本の野菜の農薬使用量は世界一⁉

はじめに知っておきたい日本の農薬使用量について共有しますね。

日本の野菜の農薬使用量は、世界一となっています。正確に言えば、単位面積あたりの農薬使用量は毎年TOP3に入っています。

世界一とは、すこし驚かれたのではないでしょうか？更に詳しく解説していきます。

農薬の中でも特に注意したい点は、神経毒性がある「ネオニコチノイド系農薬」の使用量が増えていることです。

「ネオニコチノイド系農薬」は、「虫に効いて人には害がない」「少量で効きが良い」とされ「夢の農薬」と言われ日本での使用が拡大しています。

浸透性が高いため、種子をこの農薬に浸して発芽させると農薬成分が芽・茎・葉・花・蜂蜜にまで及び、この野菜を食べた虫は死んでしまいます。

種子を「ネオニコチノイド系農薬」に浸すだけで防虫ができるため、農薬を直接、撒かなくても良いのです。つまり農家は「低農薬」や「無農薬」を謳うことができるので、農家にとって「優れもの」です。

『野菜に虫がついて、その野菜を食べると死んでしまう』野菜を人間が食べて大丈夫なのか？と素朴に疑問に感じるのは私だけでしょうか？

確かに目の前のお金は減らずに安くできるかもしれませんが、お金は減らずとも命は減っているのかもしれないと思うこともあります。

加えて気になるのは、農薬使用量が多い国ほど、発達障害の人の数も多いという調査結果も出ていることです。

目の前の安さだけではなく、その野菜がどんな人にどんな育てられ方をしているものなのか、購入する時に少しだけ想いを馳せて頂きたいなあと思います。

農薬のリスクを減らすには？

農薬のリスクを減らすために、あなたはどんなことをされていますか？

野菜の農薬を落とす洗浄剤を使っています。

低農薬・無農薬の野菜を選んでいます。

有機農産物（オーガニック）を選んでいます。

自分（家族）で野菜を作っています。

私が聞いた限りではこんな感じです。あなたが取っている対策はこれらのどれかに当てはまりますか？

一番良いのは『自分（家族）で野菜を作る』だと思います。これは、これからあちこちで推奨されていくことと思います。自分で食べるものを少しでも自分たちの手で作るというのはこれからの日本では必須のこととなっていくと私は考えています。ただ、すぐに実行できる方は少ないかもしれませんね。

もし野菜を購入する上で、農薬リスクを心配したくないと考えるのであれば『有機農産物（オーガニック）を選ぶ』をお勧めします。

有機農産物（オーガニック）というのは、農林水産省の決まりがあり、種まき前、もしくは植え付け前の２年以上前から化学合成の農薬や化学肥料を避けることを基本として土作りから考えて作られた農産物のこと。

オーガニックは、栽培するにあたって、明確な基準があります。

オーガニックの安心な点は、どんな作られ方をしたのか、明確な答えが返ってくることです。オーガニックでは栽培履歴を残しています。

もちろん、ネオニコチノイド系農薬の使用もありませんし、農薬のことだけではなく、除草剤の使用のこと、遺伝子組み換えの資材も使用を認められていませんので、洗う手間も減ります。オーガニック野菜を選べば、安心して美味しく野菜を食べることができます。

『低農薬・無農薬を選ぶ』方も多いとは思うのですが、低農薬や無農薬というのは法的な根拠がありません。どの程度の農薬を減らしてあるのか、どんな農薬を使っているのか、化学肥料を使っているのか除草剤はどうなのかなど、細かいことは全く分かりません。

【無農薬】というワードは法的には認められていません。

そのため、自称「無農薬」というケースもあるので、注意が必要です。このように「低農薬」「無農薬」と言われるグレーゾーンの野菜を使っていると、「この野菜どのくらい農薬使っているのかな？」「ネオニコチノイド系農薬ってどうなんだろ？」「簡単に洗うだけだったけど、農薬落ちたのかな？」などと心配なことも増える可能性があります。

精神衛生上からも、有機農産物（オーガニック）をお勧めします。オーガニックの台所の有機野菜をチェック

「農薬を落とす洗浄剤の使用」については、野菜についている農薬と洗浄成分が反応し、別の有害な物質が作られる可能性もありますので、お勧めはしません。